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SSF#3、1日目まとめ(辛)

結局1日目は2プログラムを見逃して、去年の初日と同じぐらいの量を消化。
しかし…しかぁし。

…うう~む。今回はどうも 2006 年の時のようなドキドキワクワクがない。
何度自分に問い詰めてみても、自分の心境の変化とは思えなくて、
 ・『拍手!』『血が騒ぐ!』に匹敵するコメディにも出会ってないし、
 ・『枯葉の下で』『スペース・チェイス』『マンOS』のような膝を打つアイデアにも、
 ・『マンウォッチング』のように目が飛び出るような労作も、
まだ観ていない。
ダニエル・マロイやザラメラやジーン・ガブリエル・ペリオットのような、一生忘れそうにない画を持ってきたフィルムメーカーも今んとこない(いやま『廃墟』は明らかに凄かったし、ゴメス君シリーズもちょっと微妙です…)。
その代わりに何やら粒が揃ってしまい、明らかな駄作が少なくなった感じ。オイラには合わなかったヌルコメディ『カオス・セオリー』のような作品が多くなった気がします。
世界的に映像のグローバリゼーション=ハリウッド化が進んだ?
それとも第1回のセレクトがローカリゼーション魂の賜物だった?
いや、それとも…。

今年の春、鎌倉で企画されたプレアデス短編映画祭に行ってきました。
小規模な映画祭だけど、後半のブラジル小特集の中には、瞠目するべき素晴らしいのが2作、CGのアイデア勝負で唸らせるのが1作ありました(後は南米独特の哲学系…SSF#1の『しゃぼん玉』『サイドウォール』みたいな)。
上映本数では10本なかったはずなんだけど、それなりに多様さに配慮しつつバランス良く集められてた。玉石混交に見えながら、それが観続けるうちにリズムとなり、パワーとなるような何かがあった。
今年のSSFはプログラムの色分けに従って整理され過ぎたんじゃないか? …というのがオイラの危惧かな。その想像の通りならオイラの好みの作品は、まだ見ぬI-D/I-E/I-Fに集中してるって事になるんだけど…。
それに対する傍証のように、プログラムのオープニングのクリップ集は綺麗に整頓され、わかりやすい劇伴がついて、ジャンルごとにラベリングされてました。でも、プログラムを整理整頓してしまっては、観客の心にドラマは生まれないと思うんですよ。作品の繋ぎ合わせにもドラマがあるべき…そう思います。

会場での客のさばき方は、初回に比べてググーンと向上。もはや札幌を代表するイベントの風格さえ滲んでいました(初年度のスタッフのパワーと&必死さも圧倒されましたけど)。逆に本体側のプログラム自身には、沈静化というか、何かの変化があったような気がしてならないんです。
多様さ、猥雑さ、破天荒さ、リズム…そういったモノが見えなくなった《映画祭自身のストーリー》は、平板で、起伏に欠け、のめり込みが少なくなる。
決して、個々の傑作の力の総和で映画祭が面白くなるとは思わないんですよね。映画祭ってのは、上映される作品それ以上に面白いものだから。

結論は最終日の各国プログラムを観るまでお預けですが…ちょっと危機感。
さーて、あと1時間で2日目の開始だ!

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