ネズミ、星になる
アートアニメの貴重な情報源である山村浩二ブログで、『ネズミ、万歳!』『カフェ』『履歴書』『バイオリン・コンサート』の作者コウツキーが逝去していたのを知る。2006年没、48歳。
残念だ…こんなにストレートな描き方をする人が、既にいなくなっていただなんて…。
製作姿勢が直線的で、非常にクラシカルな作風で風刺満載でしたが、不思議にチェコらしい厭味が感じられない。多分、作者の分身である《偽ミッキー》が、憎めない奴だからでしょう(『履歴書』『ネズミ、万歳!』に登場)。
アートアニメの世界は一人一芸みたいなところがあるので、彼の才能を受け継ぐ者がいるかどうか…まあコピーは出ないだろうな。
キノで仕入れたネタ本『メッセージ・フロム・チェコアート』から、いかにも彼らしい言葉を引用しておきます。
「私は常に、アニメでしか表現できないと思われるアイデアやストーリーを使うよう心がけています。それが最優先事項ですね。撮影法や編集の形式よりも、ストーリーを重視するようにしているんです」「今日、ディズニーのアニメーションは非常に批判されています。しかし、彼らはもう自分たちの役割を果たしたんだと思います。つまり、ディズニーが掲げた目標は達成されたのです」
「日本のアニメは独自のスタイルを持っているんです。チェコ国立芸術アカデミー・映画学部の入学試験を行うと、いつも5分の1ほどの受験生がミヤザキ(宮崎駿)の作品を分析のテーマに取り上げますよ」
ついでながら、シアターキノでこないだの『チェコのアートアニメーション・ワールド』の再上映が決定しています。コウツキーは4作、彼と共に現在のチェコアニメを担うパヴラートヴァーが3作ありますな。
『チェコのアートアニメーション・ワールド』※シアターキノでセレクトした独自プログラム。
ただしDVD化されてる作品多し(絶対レンタルできないけどナ)●Aプログラム(オイラ的ネタバレ感想)
日時:5/19・5/20(20:00台)
お勧め:チャペック&ホフマン『郵便屋さんの話』/コウツキー『カフェ』/パヴラートヴァー『反復』●Bプログラム(オイラ的ネタバレ感想)
日時:5/22〜5/24(20:00台)
お勧め:全部 (^^;当日券:1200円/2プログラム券2000円
女性が圧倒的に多いので、男性諸氏は覚悟の事(笑)。
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- アッシャー家のお祭り騒ぎ(2007.06.04)
- ピンチでもくじけない(2007.05.30)
- 『エクステ』ハリウッド・リメイク!(2007.05.22)
- 原始文明がレペテする(2007.05.20)
- 雨の洗濯日和(2007.05.18)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1820/15075615
この記事へのトラックバック一覧です: ネズミ、星になる:
» 2008年のカレンダー、何がいい? [2008年カレンダーあれこれ]
2008年カレンダーについてお伝えします。
少しでもお役に立てば嬉しいです。 [続きを読む]
受信: 2007.05.23 03:53




コメント