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「見ない」映画

個人的には『マルホランド・ドライブ』を軽~く越えちゃってると信じている現実侵食ムービーの傑作、『アンナ・オズ』のDVDを引っ張り出してきて鑑賞。

この映画は伏線の量が物凄くて、観るたびに新しい伏線を発見をするんですが、今回は『ベニスの橋=パリの路地にかかった渡り廊下』の関連性…つまり「なぜベニスなのか」という理由の一端を発見。いやー凄いですわ。もう5回くらい観てると思うんだけど、まだまだ全貌の解読には至りません。
主人公のアンナが、冒頭から繰り返し繰り返し、映像やセリフで「見る事を拒否」し続けているのも今回気付きました。もちろんそれが物語の発端となるワケで、この、歪みきったサスペンスフルな世界を生み出した原動力なんですな。
「見ない」事によって成立する映画世界。
現実ではなく、イマジネーションの方を頼りにする主人公。
やがて侵食されて行く現実世界で、不条理な物語の整合性が紡がれはじめる恐ろしさ。
この傑作が生産中止してるだなんて、信じられんです。

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