『X-MEN』の中の『雨月』
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』、行ってきました。「白峰」を引用するという予想外の締めくくり方でぶっ飛びました。
向こうのレビューは例によって文字数制限に引っかかり、多少詰めて書いちゃいましたんで、コッチでネタバレ補足。
ほとんどカットされてますが、サイクロプスが湖に向かうシーンは「白峰」の冒頭の名文句を意識してるんですね。この時点では全然気付かなかったんですが、中盤以降、ジーンが完全に怨霊化してからは猛烈に『雨月物語』にかぶります。
橋の上に残されてしまった家族は雨月第5話「仏法僧」のシチュエーション。オイラはここで気付きました(いやま『ゴーストハンターズ』を思い浮かべたのも確かですけど)。
振り返るとサイクロプスが消滅する過程(髻=サングラス)はまさに第6話「吉備津の釜」の締めくくりだし、そうなって来るとプロフェッサーが消滅するシーンも第7話「蛇性の淫」のヤラレ役法師のシチュエーションに見えてくるし…全体に『雨月物語』のイメージが散ってるんですよ。あ、作品テーマは最終話「貧福論」かナ?(密かな体制批判…笑)
そういうワケで、オイラ的にはアメコミ映画とは思えないほど《怨》の感情を感じる作品でした。もちろん日本的なアプローチは皆無に等しいですが、あまり気になりません。こういう処理方法があったというコト自体で座布団9枚。アイデア賞モンです。
ま、日本のロボットアニメでは使い古されていて、もはや新鮮に思えちゃうくらいにあったり前の処理なんですけどね…そこは言わぬが菊花の契り、っていうコトで。
●追記:あ…エンドクレジット後のアレ、第4話「夢応の鯉魚」じゃん…。
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