まさかの帰還。

2020年のSSFがコロナの影響でオンライン開催に。

仕事が無茶苦茶忙しくなって、映画館に足を運ばないが故にSSFにも行かなくなっていた状態でしたが、オープニング上映を無事に見れたので8年ぶりに復活を果たす事になりました。

一応、全作見る覚悟です。感想残して行けば全作なんとかなると思う。

頑張るか、8年ぶりの短編映画マラソン…。

| | コメント (0)

オープニング上映作品

上映されたのは三本。

…の前に、いろいろオープニングセレモニーでは不手際があってボロボロな感じでスタートしたんですが、そこは流石SSF。作品の上映が始まると、「いつものあの感じ」に即座に戻った。そういう意味で、本当にコンテンツの力、それもショートフィルムならではの力を思い出させてもらえました。

でも、面倒なオンラインチケット手続きの嵐で、オープニングに辿り着けなかった人は相当数いると見た。この課題については映画祭期間の終わりの頃に書こうかなと思います。

 

『あかちゃんフクロウのだいぼうけん』

フランスの3Dアニメ。フランスらしさ爆発のカラーリングと、いい筋運びで最後まで引っ張りました。絵本ですねこれは。

アメリカ南部のクレオール文化の土地(あそこはフランス語も日常的に使うらしい)が舞台。台風の到来した街で巣から放り出された生まれたてのフクロウと、まだ生まれてない卵が冒険します。明らかにクレオール文化を意識してて、動物も人間も自然も通じ合える、一種日本人に伝わりやすい融合があります。だから彼我の境界が薄く、みんなが優しく、また素朴で呪術的な、マジカルな味わいがある。多様性という言葉の一側面。

 

『より良いあなた』

アイルランドのちょっとシャレたSF作品。

ここで燃え尽きたので、後ほど続けます…再開。

女性を初デートに誘うまでの他愛無い物語なんですが、「自分をエンハンスドしたクローンで自分の代わりをやらせるのが当然になった時代」っていう設定がミソ。SFなんですけどコンピューターテクノロジーは発展してなくて、キーボードをカチャカチャ打ってレトロなスクリーンに文字を打っていくという、90年代前半なヤツです。

オフィスはそんな感じですが、自宅での主人公は蔵書の山に囲まれて暮らしてて、この本もまた古い! メモを片手に、古びた革装丁の本をいくつもいくつも開いてデートの必勝法を検索する主人公の姿は、一種の素敵なアイコンだと思いますね。

起動完了してチューニングも済んだクローンから、

「デート初めてなの?」

「初めてなんだ」

そこで納得したような顔をしてから、電源が切れてしまうトコが一番のニヤリポイント。

 

『オクトパス』

海辺、夏。遊び回る子供達。

世界共通の記号を散りばめて、ご近所の男の子と女の子が親の釣竿とパンを持ち出し、自力で釣りをしようと試みる海辺のスケッチ。釣船から戻ってきた兄や親父たちも巻き添えにして、大物を引き上げた…と思ったらタコでした、という。

ここで、日本人が全く知らないトルコのタコの捌き方が披露されます。頭を裏返してバンバン砂地に叩きつけ、息の根を止めるという…優勝モードのニコニコから、平然と命を奪う行為を目の当たりにして、子供らが愕然とするギャップをユーモラスに撮ってます。

大人と子供の一線が見える瞬間って「一夏の○○」モノには欠かせない要素ですが、このシーンを笑いで包んだのは秀逸でした。お芝居っ気がなく、ドキュメンタリーに近い感じで撮られてるのが勝因でしょう。

 

| | コメント (0)

その無垢な「こっぴどい猫」

なんかポロッとツイートしたのを監督にリツイートされちゃったので、140文字じゃなくマジメにキチンと書かねばあかんな、というわけでレビュー入れときます。
SSFの流れで、まずはコッチにレビュー。SSFの方もまだ途中なのに…。みんなのシネマレビューにはいま新規登録要望出したとこ。こちらは誰も見てない世界ですが、向こうなら少しは注目されるんじゃないかと(甘い?)。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

樊噲排闥賞2012

レビューが済んでないから、とりあえず挙げるだけ。

●樊噲排闥作品賞
「救命士」

●樊噲排闥企画賞
「マーダー・マウス」

●樊噲排闥監督賞
オーバーチュアのお二人

●樊噲排闥審査員特別賞(笑)
「ブロッサム」(改)
※至って普通なこの作品で、なぜ号泣するのか自分でもわからん…。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北海道セレクション

一番後回しになって、最終日に観ることになっちまった北海道セレクション。
自分が実写系の人間じゃないなあというのを痛感しました。そこらへんの視点からレビューでつついてみようかと思います。

あと「うごくえごよみ」の墨絵を描いた横須賀さんが、壇上で『小アニメーション大感激祭』の事を口にして嬉しくなったな。オイラが見てきた範囲で、あのイベントが「次回上映の場」としてSSF上で口にされたのは初めて。
KUROMAME もあそこのデビュー上映で知ったし、札幌の、個人運営の映画上映会の割に、とても影響力のあるイベントだと思います。中学生から海外のアーティストまで、個人作品の「いま」をダイレクトに知ることができる貴重な場所でもあるし。
SSFと大感激祭は、どちらが上ってコトもなく、オイラの中では等しく札幌の誇りになってます(全然行けてないけど…今年は行くぞ…)。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プログラムN-B

よくよく見たらN-Bの欄がなかったので追加。
ナショナルプログラムBは、いろんな意味でバランスが悪かった構成でした。
不作ってわけじゃなくて、いい作品が多いんですけど、(ニコ動風に言うなら)いわゆる「プロの犯行」が多すぎだと思います。
ビッグネームの山村浩二にNFB&NHKがタッグを組んで支援した「マイブリッジの糸」とか、吉本が協力してた「伝説の家族」、コミックスウェーブの名がクレジットに挙がってる「この男子、宇宙人と戦えます。」…プロの手慣れた感触の作品がひしめく中、物語として一番しっかりしてたのが(今後SSF常連になりそうな気もする)ディーン・ヤマダ監督の「干し柿」…だからこれに入れるのも、逆説的にためらいました。これは前作「自転車」より良かったか、と自問すると、決して素直にうなづけない。
このプログラムで投票したのは消去法で選んだ「リリタアル」でした。結果的にこの作品が音楽賞取ってくれてよかった。
組み合わせが違えばまた別の評価も出たかもしれないんですが、「慣れ」とか「惰性」とか「新鮮さ」とか、そういうキーワードに引っ張られてしまった枠だったように思えます。まあこれはAプログラムの手堅さの代償ってコトですか…。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プログラムN-A

日本プログラムA。
Bと違ってはっちゃけた作品は少なく、扱いに困っちゃうビッグネームもなく、手堅く重厚に組まれてます。
イチオシは日本のはまった倫理的な袋小路がクリアに描かれる「救命士」なんですが、投票はアニメ作品「桜の温度」に。前作の方はオイラが推す意味もなく、そもそも賞取れるレベルと内容ですし。


…と書いてからアワードページを見たら、「救命士」が賞を外してました、残念。てか、この作品は海外に持って行ってこそ真の評価が得られると思いますよ。
あと「転校生」そんなに素晴らしかったか…? 演技はすごくいいですが。シナリオの、まるで「ピンポン」の主役二人を借りてきたようなキャラの立て方が安易だと思うんですよね。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プログラムI-A

女性にオススメ、がテーマのプログラム。普通に楽しめる作品も多かったですが。
7回目ともなってようやくわかってきたんですけど、
 「女性におすすめ」→「SSFビギナーにオススメ」
 「映画ファンもびっくり」→「短編映画マニア向けのしんどいやつ」
という読み替えしてやると大体真意が伝わるような(笑)。

ただ今年のプログラムはラストに、とんでもない最終兵器が来てました。「おフランス映画好きの日本女性ファン層ピンポイント爆撃映画」としか思えないですよコレは…。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«プログラムF-A